W124 E280 リアサブフレームとマルチリンクの交換 2015.4.14− 123200km


サブフレームの錆が以前から気になっていて、マウントブッシュ交換するとき錆を落とし塗装しようかな?なんて考えていたんですが・・・・

SSTで前側を抜こうとしたら真ん中のブッシュだけ千切れてしまいブッシュ抜けませんでした。
じっくり観察すると錆で「サブフレーム」も「マルチリンク」も朽ち果てていました。これ、凍結防止剤の塩害です。

リアサブフレーム・マルチリンク全部分解という厳しい現実が突きつけられてしまいました。


すごい錆びです。
一度はサブフレーム10cmくらい下げましたが修理プランが具体的になるまで仮で元へ戻しクルマを動かせるように。

この日、手伝っていただいたGUNオートトレードのGUNさん曰く こんなひどい錆び方ははじめて見たそうです。



1,このままE280を所有して修理→乗り続けるか?
2,捨てるか?

1,の場合にかかる部品を算出し、家族で会議をしました。「もう止めれば・・・」という声もあり数日間悩んだ結果「自分はまだ乗りたい気持ちが強く」修理して乗り続けるという結論に・・・。

サブフレーム降ろした後の車体側シャーシーの錆びがどれほど進んでいるか現時点では確認しようが無く。最悪の場合は板金工場の方から出張で来てもらいリフト上で錆を落とし必要があれば溶接を含め対策をするつもりです。

修理と言うよりもRestoration作業になりそう。
更によく見るとブレーキラインも錆がありホースとの接続も緩まないためブレーキ配管の交換も必要かも。


リアのサブフレームは国内定価15万くらい。しかも在庫無しということなので中古を探したら運良く見つかり手元に届きました。しかし状態は・・あまり良くありません(画像)まぁ中古なので覚悟の上です。それ以外の部品マルチリンクなどは新品を使い組む予定です。

ここからは中古サブフレームのリペアです


さび止めの下地で塗装しました。


塗装仕上げ完了です。


デフとドライブシャフト外してから燃料ホース・ブレーキホースなど外してからサブフレームを台車+ウマにのせサブフレームマウントボルト4本外してから車体をリフトアップして地上にサブフレームを置き去りです。

ーーーーーここまでの大まかな手順ーーーーーー

1、リアタイヤ外し バッテリーマイナス端子外す エキゾーストパイプは触媒直後から外す。
2、フューエルポンプのアンダーカバー外し燃料を抜く(タンクからポンプへのラインを外すため)
3、デフオイル抜いてドレンボルト フィーラーボルト締めておく ABSセンサー外し配線を束ねる
4、Pブレーキをしっかり利かせドライブシャフトのナット緩め デフ側フランジボルト外す →ドライブシャフトの取り外し
  デフにジャッキをあて 支えながら後ろ側12mmin-Hexボルト2本と前側ボルト外してデフを外す
5、ブレーキキャリパー外す→外したホースにラバーキャップで漏れないようにふたをする(今回はホースとブレーキラインも交換する)
6、ブレーキディスク外す
7、プロペラシャフト セーフティーブラケット片側外す デフ直前のディスクジョイント外す
8、リアのハブキャリアをジャッキで支え ショックアブソーバー下のボルト スタビライザーの上下ボルトナット外す
9、ロアアーム先端をジャッキで支えスプリングリンクとリアのハブキャリア ボールジョイントの連結 ボルトを外し(2面幅22mm)
  ゆっくりとジャッキを下げリアサスのスプリングを外す
10、Pブレーキワイヤーを連結アジャスター部分から外す(遊びを多くしてから 先にペダル側ワイヤー外すと楽)
11、サブフレームマウントボルト4本を外せば上記画像のような形で外すことができる

その2へ続く    戻る     その3