W220 S55L AMG ATF交換 ATガイドブッシュ交換 2011.6.21 98700km

2001年のS55です。AMGとしては珍しい右ハンドル車 :以前からATFが少し漏れている状態でしたが、今回アンダーカバー外すとべっとりとオイルが溜まっている状態でした。

ATオイルパン上に電子制御配線のコネクターがあり、ここからATFが漏れていました。(画像↓の黄色い円柱状のところ)このタイプのATでは定番のオイル漏れです。

オイルパン、アンダーカバー、クロスメンバーなど全体にオイルでべっとりです。

オイルパンのドレンボルトからATFを排出(この年式はトルクコンバーターにドレンボルトがありません)
コネクターは画像の突起を↓へ回すと抜けてきます。

新しいガイドブッシュに微量潤滑の良いグリスを塗布して組み付け。オイルフィルターも交換しました。

走行98700kmではじめてのATF交換ですがオイルパンはきれいでした。これは洗浄後の画像

左が10年98700km走行のATF 右が新油

ATF注入器で5LのATFを入れました。

車体右側、エンジンのオイルパン脇を通るATFクーラーライン○を外しエンジン始動してオイルを排出しエアーが出たら即エンジン停止。

次に1LのATFを入れエンジン始動 エアーが出たら即エンジン停止・・・これを3-4回繰り返しトルクコンバーターやオイルラインの古いATFを押し出します。
画像は配管途中からATFを排出して容器に受けているところ。

その後、約2.5-3.0LのATFを入れ30分くらい走行しATFの温度が80℃でレベルをチェックしました。

(熱による膨張率が大きいATFですから必ず診断機で温度を確認することが必要です。)

レベルゲージは付いていませんので、専用工具としてのゲージを使います。最終的にはATF温度92℃でレベルを確認しOKでした。(白いライン)

ベルトは細かいヒビがあったので純正品へ交換

ベルトテンショナー○のプーリー外してチェックするとグリス切れな感じ。

外して洗浄。新しいグリス充填して組み付け。

ガイドプーリーはヒビがあったので交換

エンジンオイルフィーラーキャップも交換

エアーフィルターは掃除

タイヤは新しいレグノ GR-XT(これはリアタイヤなので 275/40-18)へ交換

エンジンオイル・フィルターも交換したのでメンテナンスインターバルをリセットして終了。使用オイルはMobil1 0W-40RP フィルター友に交換で7.8L入りました。

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