W124 ウオーターポンプ&エアコンコンプレッサー交換のレポート  第2話

サーモスタットカバー、サーモスタット、ウオーターポンプのコネクターと各センサー外します。

サーモスタットカバーのOリングはウオーターポンプに付属(要交換)

各センサーのシールリングもウオーターポンプに付属(要交換)

関連の作業はこちらです

パワステポンプは「K」のホースのみ外し針金でこの位置に固定

これは、その後O/Hしました。

ウオーターポンプを止めているボルト4本(#6in-hex)を緩める。

ここはソケット+ユニバーサルジョイント

ここはL型にメガネレンチかけて緩めた

ウオーターポンプをシリンダーブロックに固定する4本のボルトですが ここのように通常のトルクレンチでは入らないので経験と感で締めました。規定値は21Nmです。

 

 

少し緩んだら板ラチェットが便利でした

シリンダーブロックの合わせ面はオイルストーンで均一に

LLCの経路、サビも無く良い状態を確認

82600km走ったウオーターポンプ・・・お疲れ様でした。

プーリーを回すとベアリングからはゴロゴロと音が出ていました。

交換して正解のようです。

<ウオーターポンプの中を見る>

新しいウオーターポンプを取り付け。シリンダーとの合わせ面に使うOリングには脱落防止と漏れ対策のため薄く液体ガスケットを塗りました。(ワコーズのガスケットメイク)

画像はウオポンを外す前のものです

WTは水温計用センサー(メーターパネル)用

CTは電動ファン制御用センサー

MTはモトロニックへのセンサー

#95年モデルで過去ウオーターポンプ交換されていない場合はMTには穴がありません。
そのかわりWTに4心の配線が来ていてACとモトロニック両方をこのセンサーで受け持っている模様。
したがってウオーターポンプ 104 200 33 01を取り付ける場合MTをメクラボルトで塞ぐ必要があります。
友人の95年E280はMTの穴をエンジンオイルドレンボルトで塞ぎました。ここなら後でTOYOTAの水温スイッチを取り付けることも可能です。

 

 

「S」は例の水温センサーSW。配線の長さは350mmほどで車体側のコネクターに届きました。

あらかじめポンプに取り付けておくほうが簡単ですがウオーターポンプのセンサーを外してしまえば狭いながらも手が入り取り付けは可能かもしれません。(未確認)

すぐにサーモスタット、同カバー、ドレンパイプも忘れずに付けます。(サーモスタットを付ける前に中に物を落としたら大変なので・・)

 

 

 

水温センサーSWからの配線「a」は「b」のあたりで車体側と接続。

この作業と並行してACコンプレッサーも交換していますが、このページではウオーターポンプ関連のみに絞りました。

ACコンプ・パワステポンプ・ベルトタイトナー・ラジエター・ラジエターホース・ATオイルラインを取り付け プーリー・リブドベルト・ファンを取り付けベルトのテンションを規定値にして各部分再度チェック。締め忘れ・余った部品が無いか確認。

OKならバッテリーターミナルを接続しエンジン始動。

 

エンジン回っています。全体に静かになった感じもします。(^^)

徐々に水温も上昇しますが 水温計の針がこの位置になっても電動補助ファンが回りません。

 

とりあえず新しく付けたセンサーSWの配線を抜き車体側配線をくっつけてもファンは回らず・・・

ここでリレーを疑います。フューズボックスのフタを外しビス6本外せば・・・その下にリレーがいくつか。

K10が電動補助ファンStage1のリレー

外したら やっぱり切れています。(矢印) ここは15Aのフューズ

たぶん作業中に自分のミスでショートさせたのかな?

今度は針がこの位置でファンが回り始めました。

このあたりでファン停止。

新品ウオーターポンプと水温センサーSW取り付けはうまくいきました。

 

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