2000年式 G55AMG突然のエンスト 現在の走行距離 約47000km


まだ雪がある2月、突然エンストしたので見て欲しいとの連絡
仕事が一段落し駆けつけてボンネットを開けてみた。M113 AMGエンジン 5.5L

IGキーをONにするとメーターの警告灯もちゃんと点灯し液晶の表示も正常、ただエンジンが始動しないという不具合です。
この時バッテリーの電圧も12.8Vと正常。

およそ1時間後試しに始動を試みると何事もなかったように始動するではありませんか!
エンジンテスターも持っていないし調べようがないのでエンジンがかかっているうちにとディラーへ直行。
事情を話しクルマを置いてきました。

後日ディラーから連絡がありトラブルが中々再発しないので「とりあえずこのまま乗っていて欲しい」とのこと。
クルマを受け取りディラーから出て500mくらい走ったところでエンスト!すぐに迎えに来てもらった。

メカニック氏のお話によると診断機にかけたらMEコントロールユニットの「電圧不足」や「電源なし」がエラーとして残っていたということで各ECUへ電源供給しているベーシックモジュール(リレーユニット)が怪しいとのことでこれを交換。念のためリレーユニットを外した時のエラーと一致したそうです。

Web上でいろいろ調べるとM113エンジンでの不具合としてエンジンキーのイモビライザー不具合でキーを交換したお話やクランクポジションセンサーの不良、エアマスセンサー不良があるようですがその関連のエラーは出なかったとのことでした。(メカニック氏談)

これが今回交換したリレーユニットA210 540 00 72(不具合のあった部品)

内部は5個のリレーが入っていました。これが装着されている場所は下画像、矢印のBOXです。

 

これがリレーユニットです。(交換後参考のため画像を撮影)


マイクロスコープが手に入ったのでハンダの状態を確認したらヒビ割れ、クッラックが至る所にありました。

デジカメでのマクロ撮影。ハンダのヒビが全周にわったってあります。こういう部品は自動車の寿命まで持ってほしいですね。

その後2ヶ月ほど経過しましたが再発していません。

HOME