2002年2月 64500kmの時フロントカバーコの字パッキン交換し同時にLLCもラジエターから抜いてほぼ2/3は交換していますが、それ以来のLLC交換レポートです。
ちょっと早めではありますがウオーターポンプのメカニカルシール潤滑・クーラントサーキット内の腐食・ヒーターバルブのゴミによるトラブルなどが防止/延命の効果があると信じています。
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EXタンクのキャップ外してからアンダーカバー外してラジエタードレンコックからクーラントを抜く 画像のようにホースをつけるノズルがあり、こぼさずに排出できます。内径11mmほどのホースならピタリです。 |
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こんな感じ 2年間13000km走行だけなのでキレイです。オイルも浮いてはいません(^^) |
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今回はエンジンブロックからも抜きます。 矢印のドレンボルト(エキゾーストマニュホールドの下後方にあります)・・先端はホースが取り付け可能な形状をしていて助かります。ここも内径11mmほどのホースでOK 緩めるだけでLLCが出て来ます。 ラジエターとの合計で約7L排出・・W124M104エンジンの場合全量9.5Lなのでヒーターコアやその配管などで2.5Lは残る計算 |
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撮影のため外したドレンボルト 先端にホース付けるようになっています |
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5 | サーモスタットハウジングのボルト3本外しサーモスタットを抜く | |
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サーモスタットを抜いたところ 内部にはLLCが残留している |
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7 | 古いラジエターホース(TOP)を切り自作した洗浄用SST | |
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これを取り付けラジエターキャップは外したままラジエターのドレンをゆるめEXタンクからあふれない程度に水量を調整し2000RPMで5分ほどエンジンを回した その後再び2箇所のドレンから水を抜く |
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サーモスタットを取り付け元に戻す。 サーモスタット新旧・・左yama号94年E280: 右96年E280T 以前サーモスタットを交換した時のレポートはこちら 320TEに乗る森山さんがサーモスタット損傷によるオーバーヒートを経験され、その時新しいタイプに変更になっているとのレポートをいただきました。画像のとおり新しいタイプ(右)は強度も高そうです。 |
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サーモスタット Oリングを付けハウジングを取り付け(2面幅10mmボルト3本締め付けは9Nm) つでにホースバンドも国産車(TOYOTA)の物に変更しました。これは友人から教えていただいたものでMercedes Benz純正のホースバンドよりも確実に締め付けが出来て漏れも無い優れものとのことです。 常に適度な締め付けを維持しボルトで締めるバンドのような締めすぎも無くホースがつぶれてきても安心でしょう。 |
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これがTOYOTA純正のホースバンド いっぱいに開いた状態でピンク色の金具で固定されています。所定の位置にあてがいプライヤーでピンクの金具を引っ張ればホースを締め付けてくれます。生産工程で1秒でも時間を短縮する執念のアイディアには恐れ入ります。 左の小さいタイプは5個 右の大きいタイプは1個使用しました。上No.10の画像Aの部分のみ大きいサイズを使うとバッチリでした。 品番が見にくいとのご意見がありましたので追記です。
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各ドレンを締めてからLLCを注入 1.5Lボトル3本入れてから水(今回は工業用蒸留水を使いました)を残り分入れエンジン始動ししばらく走行>最終的にEXタンクのレベルを合わせて完了。走ることによりアチコチからエアーが抜けますのでレベルを合わせるには数回観察したほうが安心です。 50%のLLC濃度で−37℃までOK ウオーターポンプはいつまで持つんだろうか・・? |
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今月のC.G.誌>福野氏がロールスロイスのエンジンルームを清掃するレポートがあり自分でもやってみたくなりました。(^^) 全体をエアーガンで吹きホコリを飛ばしてからパーツクリーナーとブラシで油汚れを落とし黒い樹脂パーツ、ゴム、ホースなどはシンナーで軽く拭いてからシリコンスプレーで全体を拭くという手順で結構キレイになりスッキリしました。 左は掃除前 右掃除後 |