W124 M104 スロットルアクチュエータの外し方  2012.3.4


スロットルアクチュエータを外すToolです。このほかに落としたボルトなどを拾うマグネットがあるといいです。

エンジンを暖機して水温が80℃くらいになるまでにすると樹脂やゴム部品が柔らかくなり作業がしやすくなります。
暖機したらバッテリー端子マイナスを外します。

Fあたり、インマニ下で魚ポン奥にスロットルアクチエーターと車体配線のカプラーがありますのでレバーを折らないようおこして抜きます。そこは2面幅10mmのナットで上下2カ所固定されていますのでナット2コ外す。

エアークリーナー下流でエアマス手前のクリップ2カ所を外しカムカバー上のダクトを外すためカムカバー上の10mmナットゆるめ
そこにはまっているスペーサーを落とさないよう外します。
工具 1の ロングドライバーでAのあたりからインマニ下を通しダクトを締めているホースバンドゆるめる。Eの吸気温度センサーを抜く。
これでカムカバー上のダクトが外せます。エアマスのカプラーは抜かなくてもOKでした。

Bのゴムキャップをマイナスドライバーなどで外し、その奥にある5mmのHEXボルトをCのボルトとともに外す。工具3のロングHEX使用。
ボルト4本は 落とさないようマグネットを使い回収します。すると下の画像のようにレゾナンスフラップを上に引き抜くことができます。コネクターを外します。このとき各配線の通しかたをデジカメなどで記録すると後で忘れたとき助かります。


次はスロットルアクチュエータとインテークダクトをつなぐゴムの部品、インシュレーターを外します。私は工具2の1/4sqロングエクステンションにユニバーサルジョイント付け7mmのソケットでJあたりからKの下を狙いホースバンドゆるめます。ゆるめたら力が必要ですがインシュレーターが外れます。(このとき暖機運転後で暖かいならば外しやすいです) 手が細い方なら工具4の板ラチェット+プラスビットでゆるめることができるかもしれません。

これで下記のようにスロットルボディーとご対面です。
Gの負圧ホース抜き4本のHex 5mmボルトを外します。これもマグネットで回収すると間違いがありません。


スロットルボディーを動かせたら少し前方へ移動させ下記画像のようにリターンスプリングZはロングノーズプライヤーで外し(引っかっているだけ)飛ばさないよう注意。スロットルリンケージはR付近からマイナスドライバーや工具7のプライバーでQ方向にこじれば外れます(パチンとボールジョイントにはまっている)

無事摘出されました。

今までの経験ですが、一度も不具合が出たことがないスロットルアクチエーターの場合は配線のリペアーで復活し問題無く動いていますが配線のショートがありエマージェンシーモード担った場合配線のリペアでは復活しませんでした。

このページをご覧になってDIYする場合すべて自己責任でお願いします。

修理依頼するとき場合により診断機でエラーを見て、そのレポート添付を要求されることもあります。その場合は近くの工場やディラーなどで診断が必要です。

 

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