W124 E280 スライデイングルーフ周辺の錆び修理 第3話 完結編

Free Runさんから急ぎで取り寄せていただいた開口部のシール

P/N A124 780 00 98 定価\15300

もちろん割引していただきました。

新品は弾力がありうまく嵌りませんので矢印部分に極薄くシリコングリスを塗布したらスンナリ収まりました。

弾力を失い水分の浸入を許した古いシール

○部分がサビ付着

ルーフの前側:スライディングルーフを下ろす前に付けた合いマークは全部で6箇所

ルーフ後ろ側:ドレンホースはしっかりと太さがあり詰まりによる水漏れの可能性は低いと思います

 

4人がかりでルーフを持ち上げボルトで固定。合マークをチェックしはじめにあった場所に戻しました。

組み立ては分解した逆をたどっていくだけなのですが天井内張りも取り付けサンバイザー上のパネルも付け ヘッドのライティング/SWパネル付けたところで2ピンのコネクターが 無いのに気づく。ガーン!

しょうがないので もう一度サンバイザー上のパネルを外すと スライディングルーフユニットとルーフの間に配線を挟んだまま 取り付けてしまっていた。ガーン! スライディングルーフユニット前側のボルト5本ほど外したら なんとか配線が抜けて来た。

○印は3種類のカプラー

矢印部分に挟んでしまっていて再度ボルトを外し挟まった配線を外しました。

位置決めの気をとられ細部まで見なかったのが原因です。

天井内装も取り付けBピラーの内張り付けています。

キシミ音防止のスポンジは粘着力が落ちたテープではダメなので新しく両面テープで固定です

SWで開閉すると位置はバッチリなので一安心。
スライドで開けたあとはちゃんと閉まるのですがチルトしてから閉めるとこんな感じでピタッとツラいちになりません。

そんな場合でも上から手で押すとツラいちに閉まります。

これはシールがなじむ(若干つぶれる)ことで解決すると判断。

プロの手で磨き上げられたルーフ!

鏡のように景色が映ります(^^)

最後に室内に飛び散ったサンドブラストのビーズを掃除機で吸ってお掃除。5日間の作業完了となりました。

腰越車体さん:場所の提供・板金塗装・お手伝い+アドバイスとどうもありがとうございました。またFreeRunさん:部品の迅速な手配ありがとうございました。

オマケです

翌日試運転したらLFスピーカーからの音が変・・・

ビリビリと歪んだ音!

このinfinity kappa100 (100mm口径 2ウエイ)はボーカルが良くて気に入っていたのに残念です。周辺の銀色はデッドニング材です。

グリル外してチェックするが外観異常なし。コーン紙の破れもありません。

エアーガンでそーっと吹いたら挟まっていたサンドブラストのビーズが取れたようで完治しました。

 

 
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 5日間にわたった作業も完了し、次の週には400kmほど走る機会があったので作動についての確認ができました。まず開閉は問題なく動きもいたって滑らかです。チルトした場合に内装材が引っかかる感じがして 良く見ると戸袋側の中央にある樹脂部品が出っ張っていて原因はこれと判明。ちょっと押して引っ込めてから両面テープで固定したらバッチリ。以前、走行中にカタカタやビリビリと音を発していたのもこれでしたので低級な振動音もなくなり快適です。

更に以前は路面の段差をゆっくり越える時などにスライディングルーフから「ググッ!」というようなキシミ音があったのですが今回シールを交換したことにより無くなりました。

いろんな音が出ていると車体の剛性感が低いように感じるものですが今回の作業で ほぼすべてが解決し車体もよりしっかりしたように感じることが出来ました。スライディングルーフさえなければこのようなサビや騒音といった問題は起きないのですが開けたりチルトしたりして走るのが好きな筆者にとってスライディングルーフ付きを選んだことに後悔はありません(^^)

以前のAUDIもスライディングルーフ付きだったのですが走行中の風きり音が大きくあまり快適ではありませんでした。しかしW124はより大きな面積にもかかわらずウンドウディフレクターを含めた設計と煮詰めが良いようで色々な開け方をしてもそれほど風きり音は高まらず結果使う機会が増えています。

前置きが長すぎましたが続きをご覧ください。(2005.11.24)