タイロッド交換に向けて とりあえず現在車検に合格した状態でのトーインを計ろうと思い 簡易トーインゲージを作りましたがこれは大正解でした。
2006年6月追記:その後タイヤ磨耗や今回交換したタイロッドのブーツ不良で再度交換でアライメント(フロントのトウ)が動いてしまったので自宅ガレージにて調整しました。そのレポートはこちらです。
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タイヤに白いテープを貼りトレッドセンターにマーキングし計測しました。前が1510mm です。 同様に後ろ側は1514mm これはラジエーター脇に貼ってあるデーター(4mm±2mm)に一致します。 この数値データーは車両、年式により違いがありますので車両に表示してあるステッカーを確認。 この車両トレッド値はカタログによると1505mmとなっていますがタイヤの中心より若干外側を計ったようです。しかし前側と後ろ側の差を見ればいいのでこのやりかたでトーイン(mm)は計れます。
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このように左右同じ高さの場所(タイヤの半径)にクギを打ち、あらかじめマーキングした所に当て幅をメジャーで計りました。次にハンドルをまっすぐにした状態でタイヤが半回転するまで先進させてタイヤの後ろ側を計ります。(できるだけ平坦な場所ですること) 手順としてはジャッキアップしウマに乗せてからタイヤのセンターからセンターを計り片側のタイロッドを交換し、最初に計った数値に合わせタイロッドを調整する。 反対側も同様に交換し調整する。 片側ずつやることにより、トーインが狂わないで交換が可能になります。(Miさんから教えていただきました)
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新品パーツ タイロッド febi 124 330 08 03 Aのプーラーはドラックリンク交換に使いましたがタイロッドはBのプーラー(アストロで\1950)を使いました。このプラーはネジも太くピッチが細かくフレキシブルな先にもなっていて使いやすいですね。 下のメガネレンチはHazetの610N 17*19 これはドラックリンク交換に必要ですが、ここでは使いませんでした。 |
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ジャッキアップしてウマに乗せます。 プライヤでこのようにはさみ上下方向のガタを見ます。 |
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5 | タイロッドを外す前にステアリングをまっすぐにしておき、下からステアリングギアーボックスを見ると直進状態の時の合いマークがありますのでこれが一致していることを確認。 | |
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ここで手作りトーインゲージ登場 ステアリングがセンターの状態でタイヤにテープを貼りトーインゲージを当て それぞれにマーキング |
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7 | 矢印のように細いマジックで印を付けました。 | |
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こんな感じ。 1mm以下のずれでも解るよう 細い線がいいです。 |
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まず、左側だけタイロッドを外します。17mmレンチ (くれぐれも両方一緒には外さないようにします)
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プーラーをかけて 矢印ボルト19mmBOXレンチで締めていくと パキーンと外れます。 細いテーパーなのでドラックリンクほど大きな力は要りませんでした。 |
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11 | こちら側も同様にプーラーで | |
12 | 外したタイロッドの芯から芯の長さを計り(左334mmでした)新しい部品も 同じ長さに合わせます。 | |
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新しい部品取り付け・・テーパー部分は必ず脱脂をします ナットは新品が付いていました M10なので35Nm(矢印) |
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次に、「5」の画像 ステアリングギアーの合いマークがセンターなのを確認し、まだ外していない右を基準に左をアジャストします 「6」の作業で付けた印に左右合わせたらタイロッドのクランプを締め(W124はM8なので20Nm)次にテーパーリングのナット(50Nm)で締め タイヤとトーインゲージのマーキングをチェックし、動いていなければOKとします。
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15 | 右側も「9」からの作業と同様に交換てからステアリングギアーの合いマークがセンターなのを確認し、トーインゲージをあて アジャストし固定。 | |
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これでステアリングリンケージ関係のすべて
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外したタイロッド左右比較(上が左、下右 両方ともマーク入りの純正) テーパーロックの形が違います |
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18 | こちら側はボールジョイント前のネック部分太さが違います | |
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ネジの切ってある方向、逆ネジの場所(画像右)も同
その後、2004年4月21日アライメント調整しました。レポートはこちら 2006年6月にDIYでのアライメント調整しました。レポートはこちらです。
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