2000年に中古購入(56000km)してから約8年。毎年暑くなる頃冷房が効かなかくて苦労しました。今まで交換しなかった部品はエバポレーター・コンデンサーと低圧配管くらいなものでレシーバーと圧力SW・コンデンサーtoレシーバー配管・コンプレッサーは過去に交換しています。
そして今年に入り5月上旬に600gもの補充を余儀なくされついにエバポレーター交換 の決意をしました。、この時点でエバポからの漏れかどうかは特定できていませんし蛍光剤を入れても中々反応が見れずドレンからも発見できなっかったのです。一方エンジンルームからの点検で漏れ箇所が無いことも事実でありエバポ以外にありえないだろうと考えました。
もし分解してエバポが無実でもケースの洗浄と/ヒートエクスチェンジャー交換でベンチレターから出る風がニオイもなくキレイになればよしとします。
エバポを摘出して解ったことですがドレンホースからファイバースコープでも入れれば漏れ箇所を見ることが出来たんでしょうね。(そんなもの持っているわけないし)
本当に完治したかは来年の今頃結果が出るでしょう。
*このページは自分で忘れないために作っただけです。決して自分でやろうなんて思わないでください。よろしくお願いします。
ダッシュボード分解にあたりnoranboさんのページ、Edyeさんのページが大いに参考になりました。またGUN AUTO TRADEのGUNさんに作業について相談に乗っていただきました。どうもありがとうございました。
W124 E280 EVAPORATOR エバポレーター交換 2008.5.27〜6/3 94499km
今回使用した部品 エバポレーター (noranboさんおすすめの国産車タイプ) \34,260
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作業に当たって:わずかに残っている冷媒を回収してもらおうと思いとりあえずゲージマニホールド繋いで圧力を見たらほとんど入っていませんでした。1月持たないくらいの漏れ方です。 まず、何日かかっても決してあきらめない決意と覚悟(笑)を用意しました。 ステアリングはメーターを外すスペース作るため一杯に出す (このレポートは左ハンドル車の物で右ハンドル車は構造が若干違うようです)
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ここからは組み立てる時のメモとして撮影した画像です。(これ以外にもまだ数多くの画像があります) 部分ごとにビス、部品を袋に分け配線やホースにはテープで記しを付けました。 まずはワイパー周辺の分解 同時にバッテリー OVPを外す |
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外した部品 このチャンスにブロアーモータの軸受けには注油。ファンはお掃除しました。 |
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室内に入り ステアリングを外す。固いのでブレ−カーバー使いました。 |
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コンソールを外します カーステレオは専用SSTで引き抜き裏の配線を外す 灰皿は中の皿を外すと2本のビスあり シフトレバー外してからウッドパネルを外し隠れていたビスを外す ひじかけあたりの下にも1本ビスあり |
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2個並んでいるロータリーSWを引っ張って外すと24mmのナット2個あるので外すとウッドパネルが取れます ここではビスが6本
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ツメをマイナスドライバーでこじってはずす | |
コンソール上側(人差し指あたり)に左右2本(矢印) 10mmのナットがあり これは5mmほどゆるめるだけで外す必要はありませんでした |
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助手席エアーバックは2面幅10mmの長いボルトです | |
ライトSW 24mmのナットを外し エンジンキー周辺のパネルは左へスライドさせて外す 裏にはバキュームホースとパネル照明の電球あり ライトSWは回転させて外す Pブレーキ解放ノブ、フロントフード解放レバー それぞれワイヤーを外す |
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メーターは専用工具で引き出し数多くある配線を外す 電球には配線に数字が入っていて間違えないようになっている |
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ステアリング下と助手席の下パネル外し助手席エアーバック外した後のフレームを数カ所外す 左右と中央ベンチレター出口のルーバーは針金差し込んで外す。中央のみ4mmのinhexでボルトを外す 助手席ベンチレター外した穴の下にダッシュボード上下を止めているビス2本アリ スピーカーを外し近くにある2面幅8mmのビスを外します。Aピラーの内張もここで外します ようやくダッシュボードを上に持ち上げながら手前に引き出し外します フロアカーペットとその下の厚いカーペット、フロアトンネル左右パネルなども全部外します。 |
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クロスメンバーとタテのブレース外します 下記 大きな画像をご覧ください |
ヒーター&エバポBOXは5本のボルト・ナットで固定されています。周辺の配線は邪魔にならないようタイラップで引っ張っておきました。
負圧の配管はテープで印を付けたり写真撮影したりとメモメモ・・・。。
エンジンキーは下側から5mmのhexボルトを外しキーは1のポジションで矢印あたりの所を押し込むと回転させながら外せます。
1〜5番までのボルトナットの位置に注意しました。
エンジンルーム側からエンジンハンガーtoヒートエクスチェンジャーのLLCラインホースを外しエキスパンションバルブの10mmナット外して2本の配管をフリーに エキパンはエバポ側に付けたままでOKです(室内側へ抜ける穴があります)
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バッテリーとOVP外しヒートエクスチェンジャーからのリターンホースも外してフリーにしておく(矢印、配管は2本) ヒーター&エバポBOXはシール剤で張り付いているのでバールで少しずつこじりを手前に引き出す。 |
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車両側エアコン配管は外した後すぐに蓋などをして空気(湿気)の混入を防ぐ | |
これだけバラバラになると不安がこみ上げてきました。(^^;; 気を取り直して作業をすすめます。 |
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BOXを外した後 養生シートを貼り付け古いガスケットとシーラントをスクレッパーで除去・・・なんて書いていますが、この状態を自分で見て本当に戻せるか怖いくらい不安になりました。はい。
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新しいガスケットを貼り付け ガムテープやタイラップは配線を左右に広げるため |
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取り出したBOXは左右のダクトと上下分割出来るようになっています。分解は数多くのツメとトルクスビスで根気よく分解しついにエバポを摘出しました! 作業開始からここまで約7時間かかりました。 漏れた冷媒と一緒に蛍光剤がべっとり。これが長年連れ添った持病の原因です。(苦笑) |
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左:国産車と同じ構造のエバポレーター 右:真犯人 |
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ヒートエクスチェンジャー(ヒーターコア)は漏れているわけではありませんが予防とニオイ対策で新品に。 必要なOリングとボルトナットは付属していました。 配管の移植です |
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ヒーター&エバポBOXは洗剤で丸洗いのあと乾燥 これがやりたかったんです!ニオイが爽やかになりますように・・・ |
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BOXが乾いたのでエバポを組み込み ここで新しいエキパンも取り付けました。 2面幅3mmのinhexボルト2本は締め付け8Nm Oリングにはエアコンオイル塗布です |
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ヒートエクスチェンジャーも組み付けBOXの完成! | |
ドレンホースはボロボロだったので別の耐久性あるものに交換 内径20mmのホースで先端をすぼめれば使えます |
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BOXの車両と接触する部分に変成液体シーラントを塗り車両へドッキング。 ヒーター配管が3本、エアコン配管が2本ありそれぞれ接続しながらなので一人では大変でした。 |
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どうにか合体!
次の行程はエアコン配管・冷却水配管接続 そして「真空引き」・・・今回一番大事な場面はどうなるでしょう |