リアブレーキのアップグレード(完結偏) 2005.5.30 83100km

サビも出てパッドも均一に当たっていない。

これでも厚さは8.3mmあり使用限界までは1mm以上残っている。

ローターの直径258mm→278mmとするので斜線部分がローターに干渉する。ここをカットしてしまいました。

キャリパーの取り外し。ブレーキホースのフレアナット14mmを緩めてからキャリパー固定のボルト2本外す。(2面幅16mm)
素早く外しブレーキフルードがたれてこないうちにキャリパーを取り付け針金でぶらさげておいた。

古いローターの取り外し

矢印部分にはワコーズのスレッドコンパウンドを塗布してあったので固着せず簡単にローターが外れた

ハブ面・・サビだらけ

ハンドグラインダーに研磨用のを取り付け磨いた(この面を均一にすることにより精度の高いローターの取り付けが可能

パーキングブレーキシューもエアーガンでダストを飛ばし表面をペーパーで修正。

左258mm径  右278mm径

ローター・キャリパー・パッドすべて新品になりました。

パッドはカドを軽く落としピストンとの当たり面にはブレーキシムグリス(SUMICO)塗布

キャリパー・ホースなどの締め付けを再確認しパワーブリーダーでエア抜き→ブレーキペダル強く踏んで漏れの確認。

バックプレートの切ってできた穴を塞ぎきれいに収まりました。

ローターのパーキングブレーキが当たる内面も新品のためかPブレーキペダルの遊びがほとんど無くなったのでプロペラシャフト上にあるアジャスターボルト(2面幅13mm)を緩めた。

 

ーーー掲示板に書いたコメントーーー

ローターのPブレーキが当たる内周も古いローターでは大分減っていて、それにあわせPブレーキペダルもアジャストしているので新品入れるとキツイんです。

Pブレーキの正しい調整手順
1、「プロペラシャフトの上で真ん中からやや後ろあたりに13mmのPブレーキワイヤー用アジャストボルト」を、ある程度緩める。
2、リアブレーキローターの穴(ホイールボルト穴)からアクセスできるPブレーキ調整ダイアル(歯車みたいにギザギザのあるダイアル)を右側は下から上に、左は上から下に回し”手でローターが回らなくなるま”で回す。ホイルボルトの穴からダイアルが見える位置まで回し細いマイナスドライバーでつっつくようにすれば回すことが出来ます。
3、そこから左右同じ歯数だけギザギザのあるダイアルを緩める”手でローターが抵抗無く回る位置まで”
4、これで左右のPブレーキのクリアランスが同じになります。
5、最後に1で緩めたPブレーキワイヤー用アジャストボルトをワイヤーの遊びが無くなるまで締めこんで足ふみペダルの踏みしろを確認して3〜5ノッチあたりならOK。

おまけ画像  キャリパーの足部分長さの違い(10mm)がわかります。

作業後、試運転の結果
キャリパーのシール類が新しいのでブレーキペダルが奥まで入る感じでガッチリとしたフィーリングではない。念のため次の日にもう一度エアー抜きしたがエアーの混入は認められず。

作業後150kmほど走ったらペダルに剛性感が出てしっかりした踏み応え。効きも徐々によくなっている。

更に走ったらローター表面の切削加工跡も消え均一にパッドも当たっている。
前後ブレーキのバランスも良い感じで効きも満足できるものになりました。高速からのブレーキングはもちろんですが街中を走っていての交差点手前の軽いブレーキングでも効きの良さとコントロールのしやすさを感ます。鳴きは一切発生していません。

純正15インチホイールで最高のブレーキシステムとなりました。