○足回りについての問題点
1)直進時、まっすぐ走らない(左に流れる)→タイヤを新品にしたら大分良くなったが完治はせず→アライメント調整が必要
2)左タイロッドブーツ破れにより水が混入→サビの発生→交換→アライメント調整が必要
という訳で自宅ガレージにて調整に挑戦です。
ホイールアライメント調整作業の前にタイロッド・ドラックリンクなどのガタを確認し 念のためFハブベアリングのクリアランスもダイアルゲージ使い調整しました。 タイヤの空気圧は4本共に230kpsに調整。 ガレージの床を水平に タイヤの接地面に印を付けたらクルマを動かしペットボトルに穴を空け水道ホースつなげて水を入れベニヤ板を敷きながらレベルを合わせた これに使用したベニヤ板はt=4mm 1820mmX910mm の物を250X350mmほどにカットして16枚使いました。t=4mmの合板はカッターで切れるので簡単です。 |
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このように定規を貼り付ければ細かい調整ができます(2本とも) 年配の方は細かいメモリを読む必要があるので虫眼鏡を用意すると助かります(私も同様^^;) |
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水道用散水ホースは外径19mmほどですので18mmのホルソーで穴を空け むりやり差込シーラントを塗布し水漏れ防止とした。 中に入れる水に水彩絵の具やLLCで着色するのもいいと思います。 |
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こんな風に4箇所 2人でペットボトルに貼り付けた定規のメモリを読めば効率いいですね。 フロントタイヤ下には薄い鉄板2枚敷いて 間にグリスを塗っておいた。(ステアリングが軽く切れるように) これは「toshspaさんのブログ」からアイディアを拝借しました。どうもありがとうございます。 |
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クルマを乗り入れ左右のホイルベースを計測した。 左2800mm 右2798mm |
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こんな感じでホイルセンターにメジャーを通しリムの前端から前端まで計った。 | |
次に車高を計る この時はトランクに荷物なしスペアタイヤのみ・ガソリンは1/2・という状態でした。 ホイルセンターからフェンダーアーチ上端までの距離 左フロント387mm 右フロント384mm 左リア 376mm 右リア 376mm
#フェンダーからオモリをホイルセンターに下げ垂直線を作って計測。地面近くまでオモリを下げホイールとの上下距離を測ることによってキャンバー計測が可能です。 |
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次はフロントトーインの計測 ホイルセンターに車体を一周するよう太さ0.5mmの糸を張った 自動車にはどこを探しても垂直な線や水平な線がありませんがホイルセンターに糸を張ることにより水平に近い線が作り出せることが解り、これを使えばさまざまな部分の数値を読み取ることが出来るんですね! |
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sr188さんのアドバイスどおり「つっぱり棒¥800」でフロントタイヤ前端にテンションをかけた。(いろんな所にあるブッシュのコンプライアンスを除去するにのに有効) |
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ホイルセンターに合わせて直径50mmの塩ビ管をガムテープで取り付けた(四輪とも) |
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こんな感じ 車両のカタログデーターによるトレッドはリアが5mm狭いので塩ビ管を貼る位置で補正しました。 |
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ステアリングホイールがまっすぐなのを確認してからホイルの前側・後ろ側から糸までの距離を計測。最近年のせいか近くが見づらいので苦労しながら0.5mm単位くらいは読み取れる。 このやりかたで右フロント トーインは約2mmなので問題なし。左フロントは約1mmであり、これを2mmほどに調整すれば理想的な状態になりそう。 左フロントのトーインが少なかったのが左流れの原因と判断。 以前行ったアライメント調整の結果と基本データはこちらにあります。それ以来リア周りはいじっていないので今回は計測しませんでした。 今後リアマルチリンク・サブフレームマウント交換の時は事前に計測してから行うことにします。 |
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左フロントのタイロッド調整。Aのロックナットを緩めBも緩めれば調整可能。 C方向でトーイン減少。D方向が増加(今回はコッチ回しです) Aは2面幅22mm 50Nm Bは2面幅13mm 20Nmの締め付けで |
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タイロッド調整中の私。(家内撮影) Fタイヤの下にグリスを塗った鉄板敷いてあるのでタイヤが簡単に動き作業がしやすいです。 |
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このような器具をヤフオで購入しトータルトウを計測 前側 1713mm 後ろ側 1717mm トータルトウは約4mmとなりました。 |
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試運転の結果ほぼ満足いく状態に!(^^) 直進時の落ち着き・左右コーナーリングの自然な感触など見違えるほど良くなりクルマに乗るのが楽しくなりました。アライメントの1mmがいかに大きいか実感した次第。アドバイスいただいた皆さんに感謝です。 |
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