地下水で雪を消す・・融雪設備

我が家では地下水が豊富にあるので一番コストの安い方法でもあり これを利用しています。
その水温は約12℃ほどあり 散水方法を工夫すると効率よく雪を溶かすことができます

 *地盤沈下の激しい地域では井戸を掘ることが出来ない(市の規制)場合もあります。
 *ボーリングによる深い井戸の場合はさく井工事、水中ポンプなどが高価です。


工場の折板屋根はノズルを使った散水で雪を解かしています。

自宅屋根からは 自然落雪 なので落ちてきた雪を散水ノズルで解かします
水で解かすよいうよりも 水で周辺の空気を暖め「雰囲気温度」で解かすということです

消雪ノズル:撮影のため水圧を下げていますが通常はもっと勢いよく出します。地下水温度が約12℃ほどあるので良く消えます。

ガレージの屋根もこれを等間隔で設置。効率よい融雪が可能です。
角度で160度くらいの範囲で広く出ますので水圧にもよりますが100-120cm間隔でノズルの設置をします。

水圧を調整し散水範囲を決めています
そして そのノズルの拡大画像です ねじは1/4PTです(1つのノズルに2つ穴がある両方向散水用や穴の径が大きいタイプもあります)

VP40-50の塩ビパイプに直接ねじを切ることもできます

3相200V 1.5kwのポンプ 能力 125L/min  高さ18.5mまで押し上げ可能

24hタイマーによるポンプの間欠運転機構。

15分間隔なら任意でON/OFFの設定が可能です。これで地下水位の低下防止や節電が可能になりました。

現在は30分おきにON/OFFを繰り返す設定で降った雪を十分消すことが出来ています。

また降雪センサーによる自動ON/OFFも可能です。


クルマが通る場所は踏んでも大丈夫なスノーホースで。(穴あきのパターンにも種類があります)


邪魔にならず効果的な位置に配管(塩ビパイプ)して地下水を散布。このスタイルであれば穴の径は2-2.5mmでOK
また屋根融雪に地下水を使う場合、雨どいからのこぼれ水を利用して地面を融雪することも可能です。

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