W463 G55 AMGフロントブレーキローター・パッド交換 49900km 2009.3.31
いよいよ大物、フロントローター交換です。W124の4PODキャリパーと基本的構造は同じですが車体が大きく重いW463ですからキャリパー固定ボルトが太く締め付けトルクも220Nm と280Nmであること+ブレーキラインを外す必要がありキャリパーにあるブレーダーバルブは片側3カ所ありエアー抜きも大変です。
クルマが重いので安全のためウマとジャッキ2本立てで持ち上げました。 | |
キャリパー固定ボルト上側(M14 2面幅19mm)は固く締まっていてブレーカーバーを使い満身の力を込めやっとこさ緩みました。 続いてキャリパー固定の下側ボルト「2面幅19mm」ですがめちゃくちゃ固くブレーカーバー使ってもびくともしません。 そんな時TAKEさんのページでジャッキを使いゆるめたことを思い出し同じようにブレーカーバーの下側からジャッキで上げたら「パキーン」という音と共に「緩んだ」と思ったら・・・ |
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19mmのソケットが割れました(画像右)やはり12角のソケットではムリだったようです。 替わりにインパクト用6角のソケットを使おうとしたら・・・ナックルにあたりソケットが入りません。 |
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グラインダーでソケットの肩を削りました。 ここへインパプト用エクステンションを入れブレーカーバーをジャッキで上げ緩めることに成功!(TAKEさん、どうもありがとうございました) 280Nmという締め付けは強力ですね。
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パッドはドライバーやプライヤー使いピストンを押し込んで外しました。 ドエルピンは1本なんですね。 使用限界5mmのパッドですが残り6mmほどでした。 |
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ブレーキラインはここで切り離します(締め付けは18Nm) | |
外したキャリパー | |
ローターはサビで固着し力一杯叩いてもなかなか外れませんでした。 裏側からも大きなハンマーでタタキ片側30分もかかりました。 |
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隙間からCRCを拭いたのでしっとりとしています。 このサビ方はひどいですね。 フロントローター直径315mm 厚さ30mm 重量9.5kg 外したローターは27mmまで減り効き悪く危険なほどでした。
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ハブのサビもひどいです | |
キレイに磨き錆も落としました。 | |
新品のローター取り付けです 純正(品番463 421 01 12)よりも効きがよいということでDIXCELの6本スリットフロントローター (DIXCEL品番 111 3614)を選択 パッド |
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ローター固定ボルトは25Nm DIXCELの6本スリットローターは回転方向が指定されていて、これは右フロントです。すなわちこの画像で言えば右回転の場合スリットがこの角度になります。 |
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フロントキャリパー固定ボルトは新品に交換しました。
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DIXCELのパッドには「鳴き防止」のシートが付属しています。 これを適当な大きさにカットしてパッドの裏面へ貼り付け(グリス塗ってからでは遅いです) |
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ブレーキラインを接続し新しパッドに新しいセンダユニットを取り付け3箇所あるブリーダーバルブからエアー抜きしました。 SENDER UNIT 202 540 07 17 |
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アルミホイールの隙間から見えるミゾ付きローター 効き味も抜群になりました。体感的には3割り増しくらいでしょうか。 翌日は筋肉痛でした。お疲れ様!
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リアブレーキローター交換 |