ブロアーファン、エバポレーター清掃、ファンモーターベアリング注油 (70431Km 2002.9.17)
前回エアコンのフィルターを交換しましたが、室内吹き出し口から出るいやなニオイは消えません。多分ブロアーファン、エバポレーター、ハウジング内の汚れが原因でしょう。いくらボディーを磨いても足回りをリフレッシュしても走るたびにイヤーなニオイがしては台無しかなーなんて思ったので大掃除決行です!

用意する物:コンプレッサー、エアーガン式エンジンクリーナー(コンプレッサーからのエアー使い洗浄液などを吸い込み噴射します。)ホームセンターで¥3970

洗浄液は下記のレンジクリーナーを5倍希釈で使用。

エバポレーター、ハウジング内、ブロアーファンを洗浄するエアコン用洗剤(アルミを侵さない物)ドイツ製レンジクリーナー。(厨房用4L¥12000!!)使ったのは100ccほど

ニオイ消しの「ファブリーズ」¥397
これは後からニオイが変化するので使用しない方がいいかもしれません。

隙間用スポンジテープ
(¥100+幅の広い¥220の2種)

ワイパーはアーム根元のカバーをめくり5mmのHEX緩め外す。

直角まで開くボンネットはいつも「ありがたいなー」って思います。むかーし190D-2.5のエンジンマウント交換の時も上からチェーンブロックで吊り上げて作業できました。

フロントガラス下のラバーモールは上に引けば外れます。その下にある+ビス、ワイパーをはさんで左右に4本ずつあります。
Aの樹脂製カバーは@あたりにツメがあり(左右)−ドライバーで起こし外す。

黄色の矢印の所左右に白いプラスチックのクサビがありますが引っ張れば抜けます。

Iのダクト(配線カバー)はツメ2箇所で外しJのラバーを上に引っ張りKの丸い樹脂製ナットを手で緩め外す。

Iの配線カバー(ダクト)はほとんどが熱で劣化していてパキッっと折れるでしょう(^^) まあ、安い物なので・・。部品番号は124 821 00 89

 

 

CD2箇所の花型のビスを手で緩めるとFのバルクヘッド上の両面にスポンジのある板が外れる(バッテリーからの太い+コード、エンジンハーネスが通っているので注意して)
Eの+ビス左右2箇所外し、ワイパー下にある吸気口の大きい樹脂部品が外せる。

4箇所の10mmナットとU字がたの金具引き抜いてワイパーモーター裏にあるコネクター抜くとワイパーが外れる。

まだ白いダストフィルター(^^;;

このフィルターについて:純正と社外品では大きく品質が違います。厚み、濾過能力ともかなりの差がありますので高価ではありますが純正品をおすすめします。

ラバーモールと一体で外れました!!

取り付けには十分注意が必要です。たたいたり強く押したりするとフロントガラスにヒビが入ってしまいます。

ワイパーユニットは可動部にグリスを少々つけました。

ダストフィルター外し ハウジングの周りにある幅5mmほどのスナップを起こせばブロアーファン上半分のハウジングが外れる。
ブロアーファンとご対面!よく見るとけっこう汚れています。Mの内外気切り替えフラップのスポンジは汚く触るとぼろぼろ崩れます。

上の画像黄色い矢印はPの場所を押すことになります。「ツメ」と矢印のある部分がモーターを包み込んで固定しています。

黄色の矢印2箇所の所からエバポレーターが見えます。冷媒、オイル漏れはココから見たかぎりないようで比較的キレイです。

ファンはモーター部分を濡らさないよう洗浄しましエアーガンで吹き飛ばしました。

また上下ベアリングにはATFを注油。ブラシもまだかなり残っていました。
このベアリングはボールベアリングでは無いので注油はグリスの方が良いとの情報をいただきました。分解したレポートはW201 EvoU乗りの「nakaさんのページ」で見ることが出来ます。

USAのIPSではブロアモーターのみで$130ほどで入手可能

ガンを使い洗浄液をふきかけています。10分くらい経てから水だけにして再度吹きました。エアコンのドレンから汚い水が出ます。

最後にエアーガンで吹いて終了

Oは新しく張り替えたフラップのスポンジMと見比べてください。

Pも隙間テープで張り替えました。

Q ハウジング内も洗浄

この状態でエンジン始動、ファン作動させ異常がないか各部の動きをチェック。

バラした逆に組み立てます。付け忘れのないよう注意です。

 

作業完了後試運転では吹き出し口からのニオイが「さわやか」になりました。

ダストフィルターが付いているおかげで汚れは思ったよりひどくはなかったのですがファンモーターの注油とエバポレーターのチェックも出来よかったなー。
 しばらくは気持ちのいい空気で過ごせそうです。