特に不具合があった訳ではありませんが (^^)・・・。とても気に入っているクルマなので長く良い状態を保ちたいと考えています。
仲間からの情報では内部の消耗品(ベアリング2個とブラシ)を交換するだけで初期の性能を維持できるとのことです。
今回の作業にあたりアドバイスをくださった皆さんに感謝いたします。また 同様の作業をWeb上で公開されている森山さんのページも合わせて参考にさせていただきました。ありがとうございます。
パーツ(BOSCH)
ベアリング 007 981 89 25 1個
ベアリング 007 981 73 25 1個 (このベアリングは10万KM前後でダメになる場合があります)
REGULATOR AND CUT-OUT 002 154 85 06 (今回は交換しません。15万KMくらいまでは使えるらしいです)
走行距離から判断すると、まだしばらくは必要のない整備ですが 自分でベルトを外す作業は未経験ですし、今後ベルトやベルトタイトナー交換、
ウオーターポンプなどのメインテナンスをやる上で必要になる作業と思い着手しました。不安もあったため事前にマニュアルやWebページで調べました。
まずバッテリーのターミナルを外しファンシュラウド、を外し5mmHEX3箇所でファンを外します。次に10mmHEXで画像のベルトタイトナーロックボルトを1/2回転緩めます。(最後に締めるときは75Nm) | |
アジャスターボルトを反時計回りに緩めます。 | |
これでベルトが緩み外せる予定でしたが@のタイトナープーリがAの部分でウオーターポンププリーに当たり、ほんの少ししかベルトが緩まず力いっぱい引っ張ってもベルトを外せません。ベルトは規定サイズの2415mmです。 完全に行き詰まってしまいマニュアルを見直したり仲間に聞いたりしましたが、この時点でタイトナープーリーもしくはエアーポンプ上のアイドルプーリーを外すのが正解のようです。この問題は次回の作業で確かめる予定です。 |
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この時はまだベルトを外すことが出来ないまま強引にオルタネーターを外すところです。 15mmのソケットでボルト2箇所のみです。オルタネーター裏には配線が2本固定されていて13mmと8mmのナットをゆるめるだけです。 |
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取り外したオルタ。 以前フロントカバーからもれていたエンジンオイルが付着、そこにベルトのカスが付いて真っ黒に汚れています。プーリーを手で回すとベアリングからゴロゴロと音がしました。 BOSCH 0 123 335 002 KC>14V 45-90A メルセデスのP/N 0091540202 |
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本体をバイスに固定して分解。プーリー固定ナット(22mm)はインパクトレンチで緩めました。腕力だけでは緩まないほど固いです。シャフトのセンターはスプラインの10mmでした。 | |
裏のカバー外してブラシもはずしたところです。矢印のボルト2面幅8mmは4箇所あり、これを外すとケースは2分割できます。分割する前にニードルで合いマークをつけました。 | |
ベアリングをチェックすると後ろ側 小さい方がゴロゴロと音が出ていて要交換と思われます。 アマチュアープーラーでベアリングを抜きますが矢印のエボナイト部分を破損しないよう注意が必要です。幸いプーラーの先が細く中心のくぼみにうまく入り抜くことが出来ました。新しいベアリングを注意深く打ち込みました。 プーリー側のベアリングはしっとりとした動きで異常ありませんがダストシールをめくり内部を点検。グリスもまだきれいな状態ですが少々グリスを補充しました。 |
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外したREGULATOR AND CUT-OUT です。まだ7mmほど残りがあり実質約5mmほどは使えそうなので交換はしません。ブラシだけの交換ができないのが残念です。 | |
組み立て前 A,ベアリング 007 981 73 25 使用済み。B、はその新品 C,洗浄した前側ケース D,REGULATOR AND CUT-OUT インナーローターには冷却ファンが前後に付いていてベアリングを抜く場合2つ上画像のようなプーラーが必要です。 |
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組み立て完了した様子。きれいになって気持ちいいです。 プーリー固定のナットはセンターを10mmのスプラインで押え22mmのディープメガネレンチで締めました。 組み立て後気づいたのですがインナーローターにプーリー側ケースを取り付けた後バイスで固定してからプーリーのナットを締めれば確実にトルクをかけることができます。最後にブラシのある側のケースをつけます。 |
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取り付け完了! 最初、プーリーにベルトをかけステーに押し込みました。比較的簡単にボルトも通すことができました。 これでブラシの寿命まで約70000kmほどは心配ないでしょう。 |