ベルトタイトナー交換のついでにオルタネーターのO/H実施しました。特に不具合などあったわけではありませんが予防整備です。オルタ分解も今回で2回目。
パーツ
ベアリング 007 981 89 25 1個 (プーリー側・大きいベアリング特殊サイズB17-DDW8 320TEの森山さんにお世話になり格安で入手)
ベアリング 007 981 73 25 1個 (リア側・小さいベアリング 規格品6203 近所のこうじょうから入手 \400ほど)
REGULATOR AND CUT-OUT (BOSCH) 002
154 85 06 Speedから輸入
まずバッテリーのターミナルを外し(必ず) ファンシュラウドを取り外します。 Aのツメを内側に縮めB方向に引き抜く 次にC方向に回すとシュラウドが外せる |
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ラジエター右側(一般的に左右はクルマの進行方向に対して)のツメを上に持ち上げる | |
ラジエター左側 ラジエターホースTOPの下にあるツメを持ち上げる | |
10mmHEXで画像のベルトタイトナーロックボルトを1/2回転緩めます。(最後に締めるときは75Nm) | |
アジャスターボルトを反時計回りに緩めます。 | |
5mmHEX3本外しファンを取り外します/ここはM6なので締め付けトルクは10Nm. 次にエアーポンプ上のアイドラープーリーのキャップを外し真ん中のある6mmHEX(M8)ボルトを外すとプーリーを取り出すことが出来ます。ここの締め付けトルクは29Nm
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矢印はアイドラープーリー固定ボルトの穴・・ベルトを外したところ(M8) |
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オルタネーター裏には配線が2本固定されていて13mmと8mmのナットをゆるめるだけです。 |
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+Bは2面幅13mmナット +Dは二面幅8mmナットで固定されています
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本体をバイスに固定して分解。プーリー固定ナット(22mm)はインパクトレンチで緩めました。腕力だけでは緩まないほど固いです。シャフトのセンターはスプラインの10mmでした。 本体ケースは前後に2分割しますので矢印部分あたりに合いマーク付けておきます。 BOSCH 0 123 335 002 KC>14V 45-90A メルセデスのP/N 0091540202 |
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裏のカバー外してブラシ(レギュレーターカットアウト)もはずしたところです。矢印のボルト2面幅8mmは4箇所あり、これを外すとケースは2分割できます。 | |
インナーローターをバイスではさみ固定 フロントプーリー側 大きいベアリングを抜きます。わりとすんなり抜けました。 |
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リア側 スリップリング(矢印)磨耗のチェック。段付きなどあれば旋盤にて修正が必要。また作業時ここにキズなど付けぬ様細心の注意。 ベアリングリア側小さい方がゴロゴロと音が出ていて要交換と思われます。 アマチュアープーラーでベアリングを抜きますが矢印のエボナイト部分を破損しないよう注意が必要です。幸いプーラーの先が細く中心のくぼみにうまく入り抜くことが出来ました。新しいベアリングを注意深く打ち込みました。
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組み立て前 A,ベアリング 007 981 73 25 使用済み。B、はその新品 C,洗浄した前側ケース D,REGULATOR AND CUT-OUT インナーローターには冷却ファンが前後に付いていてベアリングを抜く場合2つ上画像のようなプーラーが必要です。 |
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新しいベアリングの取り付け。本来ならプレスで挿入するのが正しいのですが水道配管を使い打ち込みました。(ベアリングのインナーレースにサイズがぴったりのを見つけました。アウター側を打ち込むのは絶対やってはいけません) レギュレーターカットアウトはBのボルト2本外すと取り出せます。 |
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上の画像Dのレギュレーターカットアウト新旧比較 ブラシは2.4mmほどの磨耗
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組み立て完了した様子。きれいになって気持ちいいです。 組み立ては分解の逆手順ですが本体ケースの合いマークを合わせること プーリー固定のナットはセンターを10mmのスプラインで押え22mmのディープメガネレンチで締めました。規定トルク80Nm ブラシのある側のリアケース・・ブラシを痛めない為にレギュレーターカットアウトは最後に取り付けます。 組み立て後気づいたのですがインナーローターにプーリー側ケースを取り付けた後バイスで固定してからプーリーのナットを締めれば確実にトルクをかけることができます。 |
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取り付け完了! エンジン始動後、バッテリーの端子で電圧を見て見ました。アイドリング状態で(600rpm)14.2Vとなっています。レギュレーターカットアウ交換前は13.9Vほどだったのでいい感じです。
2003年2月 走行距離72455kmの時やった分解はこちら
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オルタネーターのチェック方法
各ケーブルの接触・ナットの緩み・ベルトのテンション・バッテリー比重(1.24-1.26) IGキーONで点灯、始動で消灯などを確認。
テスターをバッテリー端子に繋ぎエンジン3000rpmでの電圧を見ます。
13.0-14.5VならOKと判断とマニュアルにはありますが理想は13.8-14.2Vあたりがバッテリーにとってもいいのではないでしょうか。
14.5V以上はレギュレーターを正常なものと交換
13.0V以下は配線の接触・ダイオードなどを疑います