W124 E400AMG S3 スロットルアクチュエーター交換  (2010 7月ー8月)

D車の1994年式 ステージ3です。 時々アイドリングが不安定になるという症状で見ることになりました。



デスビ内部での湿気が原因でスパークが安定しないということも考えられるので開けてみました。湿気とリークの痕跡ありで乾燥・研磨などして組み立て(工具一式持って出張修理です)

しかし1月くらいしてからエンジンが不調。走行中排気温度警告灯が点灯しアイドリングも1100rpmあたりで固定になってしまいました。
これは制御システムの不具合でエマージェンシーモードになったのかも・・・

調べると アイドリング1080rpm固定。セルフアジャストメントの数値も限界位置。エアマスの数値も異常な値を示していました。

 

エラーがあったT/LLRユニット外しています

 
コントロールユニット内部を見ましたがハンダのクラックやコンデンサーのパンクは見つかりません

この車両はエンジンハーネス交換済みなので まだ手を入れていないスロットルアクチュエーターを外してみました。
すると・・・あんのじょう配線がボロボロでした!
 

数時間かけて配線の引きなおししています


配線を引きなおしたスロットルアクチュエーターを取り付けてみましたが症状は変わらず・・・
内部基盤、ポテンショメーター、サーボモーターどれかの損傷と思われます

しかたないので新品部品を入手。高い部品ですね!

 

これも出張で交換修理でした。なにしろこの時点で自宅ガレージは建築中で使えません。
慎重に新品のスロットルアクチュエーター取り付け。もう何回も取り付け、外しやっているので早いです。

 
自作SSTでブレーキブースター用配管も効率的に取り付けできました。

 結局、スロットルアクチュエーター、エンジンコントロールユニット(LH)、T/LLRコントロールユニット、エアマスセンサーという4種類の高額部品を交換し完治しました。配線がボロボロになっている可能性がある場合は早めの交換がコストを下げる唯一の方法です。


いろいろチェックしていたらエアコンONでも電動ファンが作動していないのを発見!レジスターが焼ききれていました。これは新品へ交換。

漏れがあったエキスパンションタンクも交換しました。

これで絶好調となり加速性能から燃費まで良くなったとのことです。

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