VOLVO S60 AWD ATF交換  148550km 2012.8.28

MY2002 VOLVO S60。 これは2011年、輪業舎さんで広範囲の整備してもらった車両です。

テイキテンケンノジキ という表示が出て、エンジンオイル交換を含め定期的な点検です

アンダーカバー外すとオイルでベットリでした

エンジンルーム上からはパワステポンプのプーリー軸受けから漏れていますが、下まで伝うほどではありません。


下から見るとターボの○印付近が多く漏れているようです。このオイルがベベルギアケースを伝いアンダーカバーまで達していました。
(フレッシュエアーのパイプは乾いています)

エンジンオイル交換でフィルター・・・


ATFも交換します

輪業舎さんから業務連絡 「ATプラスを注入済みなので頃合いを見てATFを交換してください」とのことでしたので今回実行します)

(作業の詳細はプロオートサービス クルマトイキルのEizouさんにアドバイスいただきました。どうもありがとうございます)


ドレンボルト


ドレンから抜いたATF 真っ黒で鼻をつく独特のニオイがします。(走行中も室内にこのニオイがしました)
温度を管理して量を計測します。まだ熱いので扇風機で35℃まで下げ量を計ったら3.3Lでした。

新油を3.3L入れエンジン始動してから抜いたATF

3回目抜いたATF

新油

新油を3回入れて試運転後 HOTにてレベルを見たらOKでした。

新車から10年経過しているので一応冷媒の圧力も見ました。


DS708でショートテスト 


テイキテンケンノジキ 消去にチャレンジ

消去できました。 


2012.9.11 日を改めDS708で点検しました。

先週消去したのに同じDTCが入っていました。

この日に読み取ったパラメーター(気温28℃ 気圧995hPs 晴れ 暖気終了後 DS708は結構使えますね)

冷媒圧力と水温により電動ファンの回転が3つのステージにて作動するようです。

Activating componentsから電動ファンを動かすと%に比例反映していますが発熱及び発火の可能性があるとのことなので交換の予定です。

(14番Cooling fan,ECU Onはエンジンコントロールモジュールボックスの冷却ファンでラジエター電動ファンとは違いました。)


電動ファンと コントロールモジュール一体型30680547

DTC6806 ターボのプレッシャーセンサー 9125462 
DS708でパラメーター読みながら試運転。フル加速・フルブーストという状況でも1200hPsほど。

アナログで表示させながら試運転。左がターボブースト後のプレッシャー 右がエンジン回転数です。その動画をご覧ください
(手ぶれですみません)

加速やトルクに「弱い、少ない」感触はなく走りはいいのでプレッシャーセンサーの不良と思います。
ターボのプレッシャーセンサー交換後再度圧力を見て確認します。


2012.9.25 輸入で手配していた部品が届いたので交換作業行いました。149800km


ターボのプレッシャーセンサー交換


電動ファン交換


ターボ付近からのオイル漏れ対策はワコーズのEPS
これは、オイルとよく混ぜてから入れるよう指示されています


パワステポンプの軸受け付近からのオイル漏れはATシールコート


30kmほど試運転しターボの圧力はDS708で1250hPs付近まで上昇することを確認。
電動ファンの作動も水温・冷媒圧に素直に反応して回るようになりました。

                                            戻る