W124 E280 デフマウント交換編  2004.1.20 76588km
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この図でデフマウントの抜き方がイメージ出来ます。右が車体前側ですのでマウントは前に抜くことになります

1   車体フレーム(クロスメンバー)
62  デフマウント (外径47.2mm 内径14.2mm 厚さ30.3mm)
01b SST>なにかで代用できないか・・・
01h SST>今回は外径46mmのソケットで代用

 

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一週間前の事前調査では、はじめさんのガレージにあるFロアアームッブッシュ圧入用とおぼしき純正SSTが使えそうですがブッシュより若干太い可能性もありました。更にデフマウントブッシュを圧入する時にはトランクのスペアータイア出っ張りがありSSTが入るスペースが無いことも確認出来ました。

01b及び01h のような物を旋盤で加工すればいいのですが旋盤は持っていないし・・・しばらく考えました。

その後ホームセンターでポケットに新品のマウントブッシュ忍ばせながらアレコレ使える物はないか物色していたら この配管用部品が目に止まり、合わせて見ると内径・深さともやや大きめながら使えそうです。肉厚も十分にあり強度も鋳鉄ながら問題なさそう・・早速長いボルト・ナットと共に購入>家でセンターにボルトが入る大きさの穴を開けました。約700円。

上画像の 01b を自作(2インチの配管エンドキャップ)に穴を空けボルトを通すという作戦です。

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前日デフマウント周辺にCRCをたっぷり吹いておいたのが良かったようです。

早速、デフマウント引き抜きにかかります。車体の穴は単一径で貫通していますので外す前に挿入の深さを確認しておきます。合わせてマウントブッシュには方向・上下もありますので要確認。

はじめさんのガレージにあるSSTですが「A」のカラーが外径47.5mmとデフマウントより若干太いため最後まで引き抜くことは出来ませんでしたが純正だけあってガッチリした作りです。最初の動き出し2mmほどはこのSSTできっかけを作りました。その後自作に付け替え割とスンナリ抜くことが出来ました。

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上画像の純正SSTで動いたのを確認し自作SST+ソケットを取り付けガンガン締めていきます。

これより外径の小さいソケットやワッシャーも試したがブッシュのゴム部分に当たり斜めになってしまうのでダメでした。

先日に吹いておいたCRCのおかげか 面白いように抜けてきます。

5 抜いているところ
6  矢印の穴・・デフマウントブッシュがキレイに抜けました。(^^)
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新旧パーツ

上は新品のFXジョイントディスク

左の厚いのが圧入されている後ろ側のマウント

右 お皿のようなのが前側のマウント。これはクロスメンバーを挟むように取り付けますがデフを付ける時 ただ順番にボルトを通していけばOKで圧入されてはいません。

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いよいよマウントブッシュ圧入です。

まずクロスメンバーの穴をキレイにしてからロアーアームブッシュ圧入時塗布する「Naftolen fluid 000 989 14 60 」を塗布>ブッシュの上下・裏表確認し、最初の1mmほどはハンマーで叩いて入れました。次に自作SSTとソケットを使いボルト・ナットで締め付け押し込んで行きます。最後の方では入れる深さに注意です。

9 完璧にセットされたマウントブッシュ!
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 下ろしたデフは後回しにし、デフマウントの交換を先にやりました。事前調査によると今回の作業の中でデフマウントを抜くのが一つの山となりそうなので入念な準備・を心がけました。経験から圧入されているブッシュ類はSSTが無いと 結局たたいたりこじってりしてしまいフレームに損傷を与えかねませんし、迅速な作業のためにもマニュアルどおりの抜き方にこだわってみました。