2ヶ月前くらいから交差点を軽くブレーキングしながらステアリングを 回すとフロント足回りあたりからコツコツと軽く音が出ていました。 はじめさんのガレージでリフトアップしてリンケージすべて点検してもらいましたが異常なし。(どうもありがというございました)

4月18日、noranboさんの工場で相談したところブレーキローターとキャリパーの 干渉も可能性あるとのアドバイス。帰宅後タイヤはずしてみるが 干渉の痕跡無し。

5月19日、原因がわからないままフロントブレーキキャリパー・ローターなどを外し点検していたらハブベアリングのガタが若干大きいので修正(これの手順はこちら) →しかし解決には至らず。この時Fコントロールアームのボールジョイントブーツに亀裂を発見!しかしグリスが若干滲み出している程度で水の浸入もなく動きは正常でした。

いったい原因は???

W124 E280 足回りの点検 走行中コーナーでの異音探求、3度目の正直編 5月30日 87884km

2006年5月30日

自宅ガレージにて作業開始

コツコツ音の原因究明とFコントロールアームボールジョイントブーツとタイロッドのブーツを交換する予定

キャッキアップしウマに載せブレーキローターを回してコツコツ音の原因を探す

ブレーキは無実でした。(パッド・ローター共純正です)

この後ブレーキキャリパー・ローターを外す

Free Runさんからスプコン借りて(どうもありがとうございます)
ショックアブソーバーも外した

ボールジョイントブーツは矢印のあたりに亀裂がありグリスが滲んでいた。

しかし早期発見で水の混入もガタも無く、中は良い状態。ここも音の原因ではありませんでした。

純正のブーツに交換

もちろんグリスも補充しました。

左タイロッドのブーツが切れて水が混入しているのを発見!

これは社外品febiのタイロッドで まだ1.4万kmしか使っていません。以前外した純正と比べるとブーツの肉厚や感触(品質)が全然違っていました。残念です。

中はサビが!動きも極端に重いもののコツコツ音の原因ではありませんでした。
とりあえず2003年、74000km時に外した中古純正部品に交換(捨てないでヨカッタ)

Fブレーキパッドのカドを大きめに削った

これはクリープグローン対策に効果ありました。

ブレーキキャリパーのドエルピンも磨いた

このドエルピンと上に写っているプレートもパッドと接触する部分にブレーキシムグリスをほんの少量塗布すると異音の発生を少しでも抑えることが出来ました。

ここまで長い道のりでしたがコツコツ音の犯人はブレーキ系統・ハブベアリング・ステアリングリンケージ・サスペンションアームいずれもシロでした。

この日5回くらいジャッキアップ→ウマに載せ一つずつ部品交換→試運転と繰り返し ホントに疲れました(- -;;

しかし気を取り直して夜の8時ころ、もう一度ジャッキアップしてウマに載せ各ボルト類のチェックをしたところスタビブッシュのマウントボルト(矢印)が少し緩いではありませんか!

締め付けが若干甘かったようです。(反省と勉強)

スタビブッシュのマウントボルト(矢印)二面幅13mmナットの締め付けトルクは20Nmですが新しいブッシュの場合規定トルクではブッシュ固定ボルト(4本)がキチンと奥まで入らなかったようです。

前回の交換作業、規定トルクで締めたにもかかわらず1万kmほど走行したらブッシュがつぶれて締め付けが相対的に弱くなり微妙なガタが音の原因だったようです。

早速試運転すると 見事音が出ません!ビンゴでしたー!
ようやく見つかり苦労が報われました。

この経験から このナット(M8 二面幅13mm)は25-30Nmほどで締めたほうがいいようです。

この日、もう一つのメニューはnoranboさんに指摘いただいたテンショナーダンパーの交換作業

ここまでで 大分疲れています。

ここの作業について詳しい手順はこちらをご覧ください

新・旧テンショナーダンパー

外したものはダンピング能力は十分残っていたが矢印のブッシュにガタがあり音の原因に(これは定番のトラブルというか消耗品のようですね)

テンショナーダンパー品番 103 200 0114

オマケ画像(自己満足ですみません(^^;

エンジン・燃料系統洗浄後アイドリングが滑らかになり試しにサインペンを2本立ててみたら このとおり!

もちろんアイドリングでエンジンは回っています。