1994年式W124 E280 ウオーターポンプ&エアコン コンプレッサー交換のレポート 
第1話 2005.4.12 82600km ( 93℃で電動補助ファンを回すための 水温SWを取り付け その2)

2004年の秋、レシーバードライヤーに付いている補助電動ファンの プレッシャーSWがお亡くなりになり手動SW付けていました。自分でも水温を感知してファンを回す方法が無いか模索していたところnoranboさんが LLC温度93℃で回す方法を見つけてくれました。感謝です 私もこの改造は有意義と考えウオーターポンプに水温センサーSWを付けるべく準備をしました。

ウオポンは特に不具合は感じなかったのですが 走行距離から判断し交換してもいい時期との判断もありました。

ACコンプは2年ほど前からのウナリ音が出ていてコンプが回るとエンジンへの負荷も大きく感じていて、なんとかTOYOTAビスタのコンプと 2個一に使用と考えていましたが素人には入手困難なコンプ内部の部品+シビアな組み立て とあまりにもハードルが高そうだったのでリビルド品を購入。

今年に入ってホコリや花粉が多い中 結構な距離を走ったら低圧サービスバルブ周辺にコンプオイルとホコリの付着。 キャップ開けるだけで「プシュッ!」というではありませんか!これが年間200gほどの漏れかもしれないと判断。冷媒回収するのでコンプ+プレッシャーSW+注入バルブの交換に踏み切りました。

2005.4.12ガレージの中で作業開始です。ジャッキアップしウマに載せ・・・

 

今回ウオポンとACコンプ同時交換ですのでラジエターも外しますがウオポンのみ交換する場合は必要ない作業も含まれることをあらかじめお断りします。

作業前日地元の電装屋で冷媒の回収も済ませておきました。

 

ウオーターポンプ  104 200 33 01  

純正品 以前、購入済みで3月中には水温センサーの取り付けも済んでいます。その様子はこちら。 


(センサー用シールリング ウオポンに3個付属)

a-ACコンプ    000 230 05 11  リビルド品 
h-プレシャーSW 004 820 68 10 Oリング付属 
g-プレシャーSW 124 821 36 51 Oリング付属 
f-VALUB      001 830 27 84 Oリング付属 
e-VALUB     001 830 28 84 Oリング付属 
 CAP       140 988 00 35 Oリング付属 
 CAP       140 988 01 35 Oリング付属 
d-THERMO HOUSING O-RING 015 997 23 48        
c-O-RING SET 000 230 00 56 コンプtoサクションライン 
b:-DENSOコンプオイル ND8 250ml缶 \3750

 

ACコンプを取り出すスペー スが厳しそうだったこととACコンデンサーのラジエター側の漏れを確認したかったの でファンシュラウドとファンも外しRのクリップを抜きラジエター外す準備。

下から見るとコンプを取り出すには配管を外してから前方に動かしスタビライザーとエアコンコンデンサーの間から下に降ろすしか方法はありません。(スタビライザーを外すという手もあります)

最初にLLCをラジエタードレンより抜きました。

内径11mmほどのホース取り付けキレイな容器に受けて再利用の予定

シリンダーブロックからもLLCを抜く

これ専用のポリタンクです。ホースが入るだけの穴を開けています。

3本のラジエターホースとエキスパンションタンクに行っている細いホースを外したらATオイルクーラーの配管も外します。ラジエターを壊さないよう2本のオープンエンドレンチで緩める。フレアーがあれば理想です。
ラジエターと車体の空間を埋めるパネルも外します。「N」のファスナーは消耗品と考え折れても気にしません。

取り出したラジエター。ATオイルのラインをすぐに塞ぎ(傾けるとATFが出てきます)冷却の為のフィンを曲げないように洗剤でよく洗った。

内部も高圧の水道で流しました。(中は固着したものも無くとってもきれいでした。)

コンデンサーの裏を確認。コンプレッサーオイルが冷媒と共に出ている様子も無く一安心。

ベルトを緩める前にウオポンとパワステのプーリー固定ボルトを緩めておきます。

「2」を緩めてからベルトのテンションを開放しベルト>ウオポンとパワステのプーリー外すとこの状態。(締め付けは75Nm)

「1」はショックアブソーバーの固定ボルト(締め付けは21Nm)
「3」「5」「4」と外していきますが「4」だけは裏からナットがありますのでやや面倒。(2面幅13mm ここも締め付けは21Nm)

 

ベルトタイトナーを外したところ。「D」はウオポンのドレンパイプ(下にあるケースに受けて絶対たれ流しにしない姿勢ですね)

「G」の裏側からもボルトがあり(2面幅13mm)外すとパワステポンプが動かせる。

 

ヒーターからのリターンホースHも外す必要があります。Aのボルト#6 IN-Hex2本外しBのM6ボルト(2面幅10mm)2本も外します。するとDのあたりにある#5In-Hexにアクセスできるので外します。EはM6ボルト(2面幅10mm)1本で止まっています。

DとEを外せばHのリターンホースは赤い矢印方向に抜けますので針金などでエキゾースト方向にしばっておきました。ここのOリングもウオポンに付属。

←水温SWをホースに付ける場合はこのあたりがいいようです

 

 

 

 

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