W124 E280 運転席シートのパッド交換 乗り心地改善への道 その3完結偏 2005.12.6 85730km

いよいよ組み立てです。22mm厚のチップウレタンを2枚も入れるのに不安がありましたが(ダメなら再度 バラシか!?)

バネ鋼で出来ているフレームで10mmパッドで10mm合計20mmくらいは 沈んでいると予測。22mm厚のチップウレタンも体重がかかると10mm位に縮むと予測しました。

最初は厚めでもやがて沈んで行くので、それを見越して多目の追加。

バネは縮んでもバネ定数は変わらないので沈んだ分だけ上げれば ほぼ元通りの感触に戻るのではという計算です。

まず、表皮座面に入っている4本のパッドを取り出し同じサイズにカット

サイドの型取り

この白いスポンジは厚さ15mmほど。

これで入れる材料が揃った

厚さ22mmのチップウレタンと15mmのスポンジ(白)

表皮にチップウレタンを入れるの図

これで表皮の中のパッド弾力の回復を期待して。

中々入らない(簡単に入るようではゆるすぎ)のでビニールテープを巻いて挿入。途中まで入れたら反対側から引っ張る

後ほど気がついたのですがヒモでしばってから入れる。反対側から引っ張り挿入完了したらヒモを切る。なんてのは いいかもしれません。もしトライされた方がいれば一報いただきたいです。

これを4本入れてOKとしました。

夏なら表皮を洗濯してから出来るのに・・・と思いましたが洗濯に耐える素材かは不明

2006.5.5追記

あらえびすさんから情報いただきチップウレタン挿入には
「お尻の下の細いのはスーパーのビニール袋に包んで先を縛って入れました。ストレス無く入ります。 」とのことです。

アイディア+情報の提供ありがとうございました。

 

続いてヤシ繊維のパッドを取り付ける。

まずこの部分2箇所で位置決め

次は両サイドのホッチキスで固定(抜いた後カタチを整えておいた)

片側4箇所、合計8箇所

矢印部分にワイヤーが入っているのでそれを引っ掛けながら差し込む。指先が痛くなった(苦笑)

拡大図

差し込んだら裏からプライヤーで曲げた

サイドには白いスポンジを追加

真ん中だけ高くなるのを補うため。

シート前側のコイルスプリングがあるところには黒い形成ウレタンンがあり路面が悪い所を走るとギシギシ音がしていたのでフレームにシリコングリス塗ってみた。赤い矢印

この黒いウレタンの上にもチップウレタンを1枚追加両面テープで固定しました。

(画像撮り忘れです)

250mm×350mmのチップウレタンは金属フレームとヤシ繊維の間に挟み元のように組み立て。

これで金属フレームの落ち込みを補正。

赤い矢印のスポンジをクリアするように一部切り取り

次に表皮取り付け。ヒザでクッションを圧縮しながらやると簡単に嵌ります。最後一周ドライバーで押し込み完了

全体にパーンと張ってよさげです。

 

この部品、2箇所共折れたのでタッピングビスで固定。これなら見えない位置なので。

あらえびすさんからアドバイスいただきました。これを外すときは裏から押し出すと壊れないとのことです。ありがとうございました。

うつぶせに寝かせた状態で背もたれとの合体。

続いて配線を元通りに(その2で残した画像が役に立った)

全体をエアーガンで吹いたり掃除機で吸ったりしてお掃除しました。

無事取り付け完了。シートベルトキャッチからのエアーバック配線を接続してからバッテリー端子取り付け。お疲れ様でした。

早速試運転しましたが、いい感じです(^^)

厚すぎるという程ではありません
苦労した甲斐がありました。

以前より沈まないので体重が座面全体にかかる感じですし背もたれとの位置関係も良く腰のランバーサポート良好。したがってコーナーでも体のホールド感アップしました。

これでどれくらい長持ちするか?また長距離走った後はどうか?色々興味ありますが徐々に結果が出るでしょう。気がついたことがあれば追記します。

上から3枚目の画像、カットした材料がまだ1台分手元にあります。欲しいという方がいれば送料別\1200でお譲りします。連絡はDMで御願いします。(完売しました)

Edyeさんから情報をいただきシートを車外に出さず表皮を外すことが可能のようです。

詳しくはEdyeさんのページ24番、25番をご覧ください。皮シートのリペアということで参考になります。