8月のある日、ようやく時間が取れたので4PODキャリパーの取り付けにはいります。
手順としてはジャッキアップ後ウマに載せ標準で付いているフローティングキャリパーを外し、ブレーキアンカーも外し次にローターを外す。取り付けはローター>キャリパー>パッド>センサー>ブレーキフルードのエアー抜きの順でやればOKと思われます。しかしE280Tに4PODキャリパーを付けられた「いのさん」 W201 2.5-16V にSL600の4PODを付けられた「よっしーさん」からの情報によるとローターがバックプレートに干渉してしまい、ここを加工しないといけないようです。某ソフトによるとE280とE320ではバックプレートの部品番号も違います。(あたりまえか?)
1 | 走行65000km時にせっかく取り付けたATEパワーディスク+ATEのPAD+昨年O/Hしたブレーキキャリパー・・・ ですが4PODのために外してしまいます。 |
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2 | サクサクとキャリパー、パッドを外していきます。センサーの固定ボルトも・・。 | |
3 | 次にキャリパーをサポートしているブレーキアンカー 2面幅19mmのボルト2本ロングストレートのメガネで外します。 | |
4 | ロータは5mm in-HEXで外します。 |
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5 | 左はE320のローター7.0kg、右E280のローター5.8kg。厚さで3mm直径で10mmの違いがあります。ついでにキャリパーの重量も量ったところE320用は4.7kg E280 用はアンカーを含め4.0kg 合計ではE320が11.7kg E280が9.8kg その差1.9kgと意外と差が無いことがわかります。 |
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6 | 直径の違いに注目 | |
7 | E320のローターをあててみると やはり白線の部分が干渉します。上半分はプライヤーで少しずつ曲げました。 | |
8 | 特にロアーアームボボールジョイント部分の出っ張りが当たります。 上画像○のところ参照。 その後調査したところE280のフロントコントロールアームP/Nは E320(4PODが標準装備) |
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9 | ここはサンダーで削り塗装。ローターとの間隔は約1mm程度です。ローターと当たるハブ面もキレイに磨きました。 | |
10 | ローターが無事 付きました。5mm in-HEXボルトはロックタイト塗布し10Nmで締め付け。 | |
11 | キャリパー固定ボルトは新品を使いました。(画像上2本) 2面幅18mmに変更されています。 |
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12 | ブレーキホースは緩めてキャリパー本体をクルクル回して外し、4PODキャリパーも同様にクルクル回し取り付けました。キャリパー固定ボルト2面幅18mmボルトは115Nmで締め付け。 | |
13 | PADを取り付けピンを打ち込みます。ピンポンチ(太いもの)とハンマーで。この作業は「リヤブレーキO/H編」を参考にしてください。 PADセンサーは本来2つ付けるのですが車体側コネクターが1個しかないのでセンサーも一つだけ付けました。センサーのソケットはホイールの内側に干渉するので上のフタ(矢印)を切り取りました。 |
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14 | フロント2輪分なので約500ccほどフルードを入れ、10Psiまで加圧。ブリーダーバルブに透明なホースを付けエアーが出なくなるまでブルードを抜きます。 | |
15 | ようやく取り付け完了。ローターは奥のナックルギリギリ、手前はホイールにギリギリ!ノーマルホイールではこれがめいっぱいと言うことが解ります。ホイルバランスのウエイトも内側には貼れないかもしれません。 この後エンジン始動してブレーキペダルを数回踏んだらタッチが出てきましたが、いくらやっても なんとなくムニョムニョした感じがします。不安になったので再度エアー抜きしましたがエアーは出てきません。 実際走ってみると心配していたより確実なペダルタッチなので安心しました。その後100kmほど走行しましたがパッドも徐々になじんで大分カチッっとした感触になりつつあります。 |
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16 | バネ下重量が約2kg重くなることによる乗り心地への影響は試運転したところ感じることは出来ませんでした。多少はドタバタするかな?と覚悟はしていましたが嬉しい誤算というところです。 | 2008年1月 4POD化してから4年半経過していますが「鳴き」も無く抜群の効きとフィーリングです。もう元へは戻れません。キッパリ! 前後バランスも大切なのでリアブレーキもE320と同じサイズにアアプグレードしました。 |
2008.1.8追記 4POD用ウエアインジケーターはセンサーが2つあり配線も2又の物が必要なので交換しました。(矢印A)差込口が2個所ある4POD用です。 |
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エンジンルーム内部のブレーキパッドセンサーからの配線、左はCの所、右はヒーターバルブの前にコネクターがありそこからキャリパーまでの配線を交換しました。 Dの付近から貫通するフェンダーのゴムグロメットはコネクターを分解すれば簡単に通せました。 |
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